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からっぽの日記


2009-06-21(日) [長年日記]

変身 (講談社文庫)(東野 圭吾)

自分の記憶が無くなっていくというのはよくある気がするが、自分の記憶が自分のものではなくなっていくというのは面白く、怖い。純一の人格が変わっていく過程が丹念に描かれている。愛する人を理由もなく愛せなくなる、愛する人が変わっていく姿というのはどんなに辛いものなのだろう... 最後は、唯一の救いだったのかなぁ。悲しいお話です。

「後ろにある足跡を見て、たしかに自分がつけたものだとわかるのが、生きているということなんだ。」

振り返りたくない過去はあるが、過去があっての現在、未来の自分なのだろう。*1

*1 でも、人の記憶は正確ではなかったりする。これは、自己防衛なんかなぁ。


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