からっぽの日記
2008-01-19(土) [長年日記]
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100回泣くこと (小学館文庫)(中村 航)
電車の中で読んでましたが泣きそうになって堪えてしまった。鼻水はでたけど。レビュー読まなかったけど、タイトルで注意しておくんだった。電車で読む本は考えよう。扱いが難しいと思われる愛する人の死が描かれています。涙もろいので過大評価になる可能性もありますが良い作品だと思います、たぶん。「結婚の練習」っておもしろくイイ表現だなぁ。
不完全な世界で死と時間だけが完全性を持っている... なんて悲しい世界なんだ。出会いは偶然、別れは必然。彼女の生とその彼女と一緒に過ごそうとした自分の生に意味を見つけられなくなった藤井君ですが、最後に彼女の難しい話を思い出す。ブックが最後に救ってくれたのかな。藤井君はその後どういう人生を送るのだろうか。愛する人を失ってその後といえばめぞん一刻ですな。愛する人を失う・・・想像するだけで怖くなる。と言ってるが本気で人を好きになったことがない気がする。なんて寂しい人間なんだorz
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