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からっぽの日記


2007-07-16(月) 晴れのち雨 [長年日記]

お気に入りマンガ その4

「わにとかげぎす」が完結したので、古谷実さんの作品「ヒミズ」「シガテラ」を再読してみた。3作品の共通点は、主人公が「普通」に生きることを望んでいるということかな。そして「日常」と「非日常」は紙一重ということかな。

ヒミズ

全4巻。連載当時、ヤンマガ買ってたので読んでましたがインパクトがありすぎて受け入れられなかった覚えがあります。なので、ヤンマガ掲載時*1とコミック版のラストが違うのだけれどヤンマガ掲載時のラストはうる覚え。

「普通」に生きたい主人公 住田だが、「非日常」に巻き込まれてしまう。巻き込まれないようにライに生きているはずなのに...*2 ラストはなんとも言えない結末だけど、怪物との対話(自問自答)の行き着く先はあの形なのか... その後の茶沢さんがどうなったのか心配であります。茶沢さんにとっては残酷すぎる。あと、夜野が微妙に怖い。悪い奴ではないのだろうけど、直接ではないが殺人に関与したわりには普通に暮らしている感じだし、危険はヤクザで排除してるし。

ヒミズ 1 (ヤンマガKC)
古谷 実
講談社
¥ 530

シガテラ

全6巻。「ヒミズ」とは違った意味で呆気にとられたラストだった作品。最後に現実的な結末を観せられちょっとショックでした。けど、改めて読んでみるとまた印象が違う。なんにしろハッピーエンド?なのはよかったです。

主人公おぎぼーは、いじめられっ子だが苦労なしにかわいい彼女南雲さんができ幸せを得る。それでも容赦なしに非日常が襲ってきたりして、この幸せがいつか終わることとを妄想し恐怖する。その辺りの妄想は、おぎぼーの面白いキャラで描かれているから笑えるけどなんだか胸が苦しくなります。

おぎぼーは、「お前が不幸の源だ」*3とか浴びせられたりしながら、最後は「大人」になります。そんな彼が言います、「僕はつまらない奴になった」と。なんだか読んでるこっちにも問いかけられてるような気になりました。うーん、自分は「大人」になれていないような、でもつまらない奴のような... でも最後におぎぼーがドゥカティが欲しくなったことにちょっと救われました。傑作青春マンガだと思います。だけど、4巻の斉藤くんの話は読んでて気持ち悪くなってくる。アヤフヤな結末がまたそうさせるのだろうけど...

シガテラ(1) (ヤンマガKC (1193))
古谷 実
講談社
¥ 560

*1 茶沢さんの「なにそれ? 」で終了 。経験ないのでわかんないけど、それしかない心情なのだろう...

*2 「わにとかげぎす」の主人公は、ドライな生き方を止めようと努力しだしたら「非日常」に巻き込まれてしまうといったところかな。

*3 たしかにおぎぼーの行動が起点になってたりするんだけど、この言葉は強烈だよなぁ。怖い...


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